2010.01.28 *Thu
五輪とかいろいろ雑感
前回ヘビーな記事を片付けまして、身軽になれました(笑)
色々書きたいことはあったんですが、とりあえずあれを片付けてと
思っていたもので、延び延びになってしまったわけです。
人事異動で配属される部署は今までにも増して忙しそうなんで
書けるときに書いて置かないとと思い、いろいろ書いてみたいと思います。
まずはサンフレッチェのサポカン、出られた方から色々出た話を聞いています。
内容はやっぱり公式を待った方がいいでしょうが、たしかに、私の前回記事に
関連するような内容がいくつかあったようですね。
フロントとサポーターの関係がいまのところうまくいっているので、サポカンも
基本的には雰囲気もよくという感じだったようです。それがなによりです。
スタジアムのことは、サポカンでの言葉はあまり期待してません(笑)
クラブの立場はわかっているつもりです。
ただ、ここのところ思うのは、自治体に意見を表明することは必要と思いますし
ある範囲での批評も健全な市政との付き合い方として必要だと思いますが、
できれば、ともすると市政に対して喧嘩腰になりたくなる気持ちをグッと
押さえてあくまで冷静に、いかに相手が論理的でないとしても、こちらは
論理を失わないで立ち振る舞う必要があるなということです。
実際に市内在住で市政の如何で直接影響を受ける人たちは、ある程度
感情的になっても仕方ないと思いますが、私はできるだけ冷静にと心がけます。
以前の記事でも反省すべき言葉づかいがあったこと、改めてお詫びいたします。
そしてオリンピックについて、長崎が降りてそれでも広島単独で、という感じで
誘致活動は継続されるようです。ただ、まだその実態が見えてこないのは
やはり施設計画等についてコンセプトすらみえてきてないからだと思います。
施設計画に関しての新聞記事としてあったのはこれくらいでしょうか。
五輪施設計画の試案策定へ '09/12/25
2020年夏季五輪招致を検討する広島市の秋葉忠利市長は24日の記者会見で、競技会場を中心にした施設計画の試案づくりを急ぐ考えを示した。25日に訪問する日本オリンピック委員会(JOC)との関係について「理解と協力は不可欠だ」と述べた。
12日にあった招致検討委の会合(出席23自治体)では、現有施設の活用で財政負担の軽減を図る基本方針を確認している。会見で秋葉市長は「各自治体が持つ施設をどう活用できるかなどの観点から、試案策定に取り組みたい」と明言。次回会合に向け具体化を急ぐ姿勢をみせた。
東京のJOCには長崎市の田上富久市長と訪問し、竹田恒和会長たちと面会する予定。秋葉市長は「開催実現に一歩でも近づける助言がいただければありがたい」と期待した。
これを読む限りですと、検討委員会に参加している自治体の既存施設を含めた、
既存の運動施設をできる限り改修や仮設等で五輪対応にして乗り切るという
方針が見えます。
しかし、これでは、最近IOCが特に重視している「コンパクトな五輪」と
いうものは難しそうです。すると今度必要になってくるのは交通インフラと
なります。この部分でIOCに満足のいく回答をだせるのかが非常に難しい
のではないかと思うのです。
なぜコンパクトさにこだわるか、それは世界のアスリートや観客ができるだけ
近い同じ場所にいることで交流が生まれる、そこにスポーツの祭典である
五輪の意義があるからで、競技場が離れると選手も観客もはやめに選手村や
ホテルをでなければならず、それでは十分な交流の時間がとれないというのが
理由だと思います。こういう意味で、各地方自治体に声をかけ、それらの
自治体での競技開催を検討することは、本当に五輪の主旨に沿っているのか
という大きな疑問があるのです。
平和五輪というコンセプトのさらに上位にあるものを掲げて各自治体の賛同を
得ること自体をどうこう言う気はないのですが、その結果として開催地の
分散化という方向性を持つのはやはりスポーツの観点を失っているから
でないかと危惧します。
さらに既存の施設を利用するということには、さらに多くの検討項目が眠って
います。五輪施設にIOCが求めるものは多岐に渡ると思います。私は市民球場の
サッカー場への改修の案を作るにあたり、先行して研究されていたKOP氏と
意見交換しながら、その施設整備についていろいろ調べながら作ったのですが、
正直しんどい作業でした。施設基準が全く違うからです。
おそらく国体や広島の場合アジア大会のために作られた競技施設をIOCの謳う
基準をみたすものに変えていくことが簡単なことにはとても思えません。
まだ屋外施設で周囲に空地のある競技場はやりようがあると思いますが、
屋内施設は非常に難しい部分があるでしょう。
そして最後にやはり問題になるのはメイン会場です。わたしはビッグアーチの
改修で可能とはとても思えません。そしてビッグアーチは思いのほか周囲に
余裕がありません。8万とか10万とかいうメインスタジアムに改修するのは
とても困難だと思います。
(これは今後具体的に図面化して説明したいと思います)
すると、あとはメインスタジアム、選手村、メディアセンター、主要屋内施設を
含めたメイン会場を新設するということになりますが、これまた場所がない。
ロンドン五輪のメイン会場はこんな感じのようです。
このストラトフォードのメイン会場、Google Mapで確認すると、吉島のある
三角州まるまる一つくらいのボリュームがあります。

東京の誘致活動のときの晴海のスタジアム、有明の選手村、築地のメディア
センターというボリュームをみても、ほとんど同じ程度の面積規模がとれる
場所は広島に現状ありません。
(そりゃそうだ、サッカー専スタ程度でも空き地がないのに。。。)
すると、もうお金をかけて山を削るか、海を埋め立てるかということになり
ますが、どうも海の埋め立てについても、IOCはいろいろおっしゃるようで、
東京の晴海の会場は、三方海に囲まれている場所性が憂慮され、運河を一つ
埋め立てて潰すよう、IOCから意見が出たそうです。まあ、たしかに三方四方
海に囲まれた土地は、橋をいくつかテロリストに占拠されたら、10万人の
人質がとれるわけで、セキュリティ的にはまずいのでしょう。こういう感じで、
五輪の施設計画ってのはほんと、一筋縄でいかないんです。
ただ、わたしは市長はすべてわかってやってるんだろうなと思いますよ。
わたしの思ってたことはすべてこの人にかかれましたが(笑)
まあ、選挙も近いことですしね。あ、自重するんでしたね、ははは。。。

色々書きたいことはあったんですが、とりあえずあれを片付けてと
思っていたもので、延び延びになってしまったわけです。
人事異動で配属される部署は今までにも増して忙しそうなんで
書けるときに書いて置かないとと思い、いろいろ書いてみたいと思います。
まずはサンフレッチェのサポカン、出られた方から色々出た話を聞いています。
内容はやっぱり公式を待った方がいいでしょうが、たしかに、私の前回記事に
関連するような内容がいくつかあったようですね。
フロントとサポーターの関係がいまのところうまくいっているので、サポカンも
基本的には雰囲気もよくという感じだったようです。それがなによりです。
スタジアムのことは、サポカンでの言葉はあまり期待してません(笑)
クラブの立場はわかっているつもりです。
ただ、ここのところ思うのは、自治体に意見を表明することは必要と思いますし
ある範囲での批評も健全な市政との付き合い方として必要だと思いますが、
できれば、ともすると市政に対して喧嘩腰になりたくなる気持ちをグッと
押さえてあくまで冷静に、いかに相手が論理的でないとしても、こちらは
論理を失わないで立ち振る舞う必要があるなということです。
実際に市内在住で市政の如何で直接影響を受ける人たちは、ある程度
感情的になっても仕方ないと思いますが、私はできるだけ冷静にと心がけます。
以前の記事でも反省すべき言葉づかいがあったこと、改めてお詫びいたします。
そしてオリンピックについて、長崎が降りてそれでも広島単独で、という感じで
誘致活動は継続されるようです。ただ、まだその実態が見えてこないのは
やはり施設計画等についてコンセプトすらみえてきてないからだと思います。
施設計画に関しての新聞記事としてあったのはこれくらいでしょうか。
五輪施設計画の試案策定へ '09/12/25
2020年夏季五輪招致を検討する広島市の秋葉忠利市長は24日の記者会見で、競技会場を中心にした施設計画の試案づくりを急ぐ考えを示した。25日に訪問する日本オリンピック委員会(JOC)との関係について「理解と協力は不可欠だ」と述べた。
12日にあった招致検討委の会合(出席23自治体)では、現有施設の活用で財政負担の軽減を図る基本方針を確認している。会見で秋葉市長は「各自治体が持つ施設をどう活用できるかなどの観点から、試案策定に取り組みたい」と明言。次回会合に向け具体化を急ぐ姿勢をみせた。
東京のJOCには長崎市の田上富久市長と訪問し、竹田恒和会長たちと面会する予定。秋葉市長は「開催実現に一歩でも近づける助言がいただければありがたい」と期待した。
これを読む限りですと、検討委員会に参加している自治体の既存施設を含めた、
既存の運動施設をできる限り改修や仮設等で五輪対応にして乗り切るという
方針が見えます。
しかし、これでは、最近IOCが特に重視している「コンパクトな五輪」と
いうものは難しそうです。すると今度必要になってくるのは交通インフラと
なります。この部分でIOCに満足のいく回答をだせるのかが非常に難しい
のではないかと思うのです。
なぜコンパクトさにこだわるか、それは世界のアスリートや観客ができるだけ
近い同じ場所にいることで交流が生まれる、そこにスポーツの祭典である
五輪の意義があるからで、競技場が離れると選手も観客もはやめに選手村や
ホテルをでなければならず、それでは十分な交流の時間がとれないというのが
理由だと思います。こういう意味で、各地方自治体に声をかけ、それらの
自治体での競技開催を検討することは、本当に五輪の主旨に沿っているのか
という大きな疑問があるのです。
平和五輪というコンセプトのさらに上位にあるものを掲げて各自治体の賛同を
得ること自体をどうこう言う気はないのですが、その結果として開催地の
分散化という方向性を持つのはやはりスポーツの観点を失っているから
でないかと危惧します。
さらに既存の施設を利用するということには、さらに多くの検討項目が眠って
います。五輪施設にIOCが求めるものは多岐に渡ると思います。私は市民球場の
サッカー場への改修の案を作るにあたり、先行して研究されていたKOP氏と
意見交換しながら、その施設整備についていろいろ調べながら作ったのですが、
正直しんどい作業でした。施設基準が全く違うからです。
おそらく国体や広島の場合アジア大会のために作られた競技施設をIOCの謳う
基準をみたすものに変えていくことが簡単なことにはとても思えません。
まだ屋外施設で周囲に空地のある競技場はやりようがあると思いますが、
屋内施設は非常に難しい部分があるでしょう。
そして最後にやはり問題になるのはメイン会場です。わたしはビッグアーチの
改修で可能とはとても思えません。そしてビッグアーチは思いのほか周囲に
余裕がありません。8万とか10万とかいうメインスタジアムに改修するのは
とても困難だと思います。
(これは今後具体的に図面化して説明したいと思います)
すると、あとはメインスタジアム、選手村、メディアセンター、主要屋内施設を
含めたメイン会場を新設するということになりますが、これまた場所がない。
ロンドン五輪のメイン会場はこんな感じのようです。
このストラトフォードのメイン会場、Google Mapで確認すると、吉島のある
三角州まるまる一つくらいのボリュームがあります。

東京の誘致活動のときの晴海のスタジアム、有明の選手村、築地のメディア
センターというボリュームをみても、ほとんど同じ程度の面積規模がとれる
場所は広島に現状ありません。
(そりゃそうだ、サッカー専スタ程度でも空き地がないのに。。。)
すると、もうお金をかけて山を削るか、海を埋め立てるかということになり
ますが、どうも海の埋め立てについても、IOCはいろいろおっしゃるようで、
東京の晴海の会場は、三方海に囲まれている場所性が憂慮され、運河を一つ
埋め立てて潰すよう、IOCから意見が出たそうです。まあ、たしかに三方四方
海に囲まれた土地は、橋をいくつかテロリストに占拠されたら、10万人の
人質がとれるわけで、セキュリティ的にはまずいのでしょう。こういう感じで、
五輪の施設計画ってのはほんと、一筋縄でいかないんです。
ただ、わたしは市長はすべてわかってやってるんだろうなと思いますよ。
わたしの思ってたことはすべてこの人にかかれましたが(笑)
まあ、選挙も近いことですしね。あ、自重するんでしたね、ははは。。。

2010.01.26 *Tue
フクダ電子アリーナ視察レポート(3)ヒヤリング編
新年になっても相変わらず仕事のバタバタは続き
さらに来月からの異動の辞令(社屋は変わらないのですが)まで頂き
本当にコラムがかけない状況でした。
背に腹は変えられず(?)モバイル機器を購入し、外出の電車の中で
物書きができる環境をつくりました。
シャープのNetwalkerというLinux端末機です。
キーボードがちょとアレなことで評判の機種ですが、わりと苦もなく
書けています。IMだけはATOKがほしいところですが。
ということで、近況報告は終わりで、フクアリ視察の第三弾を
遅ればせながら、書かせていただきます。すごく長文になります、ごめんなさい。
フクアリの視察の中で確認したかったものの大きなものとして
KOPさんのコラムにあった指定管理者のきまりごと、そして
指定管理者と自治体とクラブがどのような関係で建設、運営
されてきたのかということです。
この関係をあきらかにすることにより維持管理費の想定に
確からしさが増し、建設のイニシャルコスト設定の根拠が
はっきりすると思ったからです。

ここで、フクアリの成り立ちのおさらいはこちら。
これを読むと都市計画局の蘇我特定地区整備計画と公園緑地部のホームタウン構想
がうまくはまり球技場計画が生まれたことがわかります。公園全体の計画予算350億
のうち1/3が国庫、2/3が市の予算。球技場の工費は81億。建設当時の平成14〜17年
の建設単価は、実は現在とそう変わらないので、これはいいサンプルになります。
だいたいこの81億の内容というのも掴んでおります。しかし運営面でのコストとなると
門外漢なのでよくわからない、ここを今回はレクチャーして頂くわけです。
と、とりあえずおさらいをして、レポート再開です。

新設のユナイテッドパークで説明して下さったのは、
ジェフユナイテッドのクラブの施設担当の課長さん、
年はもしかしたら自分より若いかも、と言う感じの方でしたが
とても情熱を感じられる方でした。
彼は今回のユナイテッドパーク、練習グラウンドとクラブハウスと
ジェフのクラブ事務所の複合施設の企画から建設までに携わった
だけでなく、フクアリの企画から建設までにも携わられた、ほんと
プロ中のプロの方でした。
まず、フクアリにおける指定管理者制度について教えていただきました。
フクアリの指定管理者は報告2でもお伝えしました、シミズオクト東洋グリーンJV
が入札の結果落札して、つとめています。
建主の千葉市はJVに指定管理料を払いJVはこれを元に施設の維持管理を行っています。
また施設使用料もJVが施設使用者から徴収しています。ここで施設使用料等は
どうやって決めているのか、その決定過程にJEFがどのように関わっているのか。
担当者はフクアリの企画時から携わられていたので、当時の話からお聞きする
ことができました。つまりもともと千葉市のJEFホームタウン構想から
始まった話であり、千葉市としてはJEFはウェルカムの存在、なので
フクアリのキーテナントはJEFという前提のもと、計画時からJEF側の希望は
施設仕様面からコスト面までほぼ希望を叶えてくれたそうです。うらやましい。
仕様面は担当者がヨーロッパの専用スタジアムを視察し、先行していた仙台の
ユアテックスタジアムも参考にしたうえで、そこにこの土地ならではの
問題解決のための仕様、例えば芝への通風の面などを考慮した仕様などを要望し
それを市から設計会社(日本設計)に伝えてもらい、設計をすすめてもらった
ということです。

またコスト面としては、JEFがこのスタジアムをキーテナントとして使用する場合の
使用料を、JEFの一試合あたりの運営収支から逆算してはじき出し、その使用料に
応じたコストプランニングを市がたてた、ということのようです。
これは使用料のみならず、興行時の管理料実費としてJVに払う金額も逆算して、
その金額内に抑える前提条件をつけた入札としてもらったということです。
さらに、JVはJEF以外の施設利用を自主的に誘致営業し、それで収支をあげることが
できるようになっていますが、そのときも、カレンダー的にはJEFに優先権があり
まず年度初めにJEFのスケジュールを先行して押さえることができるように
なっているそうです。
それ以外にも試合興行時の飲食テナントはJVを通して営業をし、JVに出店料を
支払う形としているのですが、公式グッズ売店はこの範疇からはずしてもらい
直接市と賃貸借契約をされているそうです。あと興行時のスタジアム掲示広告
についても設置料は市と直接の支払いをしている。。。などなど
このあたりの取扱いはこちらに詳しく書かれています。
非常に細かく言うと複雑なのですが、つまりはJEFがこれは市と直接やりたい
ということは、残し、これは手を出さないほうがいいという例えば飲食物販
などはJVにやらせるというようにJEFの希望どおりの枠組みを作ってもらい
そこに指定管理者をはめ込んでいる、ということらしいです。
ほかの施設でもここまで至れり尽くせりなのか、今後ほかのクラブにも聞いて
みたいところです。
さらにJEFは今後指定管理者自体をJEFが引き受けることも視野にいれ、野球で
同様に自治体所有のスタジアムの管理をやっている千葉ロッテマリーンズを
参考に検討されているそうです。
とにかくJEFの場合は市の全面的なバックアップを受けてやられているという
ことが非常によく分かりました。
次にフクアリの18500というキャパシティーについて伺いました。フクアリ計画
当初はこれでも埋まりきるか、多いのではないかという声もあったそうです。
確かに市原臨海での平均観客数を考えるとそのような意見も仕方ないと思いますが
フクアリの立地のよさと専用スタジアムという魅力の相乗効果で、まったく多すぎる
ということもなく、逆に言うと今では20000はどうしても欲しい、なんとか増席できないか
市へ要望をあげておられるということでした。

では、広島では、という話をふると、広島さんは大きな器はすでにあるから。。。
と言われながらも、今後Jリーグ機構もスタジアム基準の見直しの中で、基準の
観客席数をさらに今後増やしていく、近々では25000、2020年くらいには35000という
ロードマップがあるようなので、今後計画するならば、このあたりも視野に
入れなければいけないのでは?というご示唆をいただきました。
ちなみにJ1でも今後は運営予算規模30億というのがクラブの平均になっていきそうで
その数字の実現のためにはやはり20000〜25000のキャパが必要になるというのが
担当者の方のご意見でした。
その他コスト面でのいくつかの資料、そしてフクアリの詳しい図面までお土産に
いただきました。さらに図面を見ながら細かく、この柱間寸法はもっと大きくすべきとか
ここの開口は重要とか、マニアックな(笑)ご意見も頂きました。
一番悔やんでおられたのはコンコースの幅員、ここが現在狭くて用途を限定されている、
もう3〜4m広ければ様々なイベントを企画できるのに、とのことでした。
スタジアムの多目的利用を考えるとこれを見逃せない情報です。

とにかく担当者さんがあまりに建築にお詳しいので、大学では建築専攻だったので
しょうかとお聞きしたら、何と文系の学部卒だそうで、建設に必要な知識はすべて、
担当になった後独学で書籍等買い集め勉強されたとのことでした。すごすぎる!
是非広島で専用スタジアム実現の暁にはアドバイザーを!とお願いしたところ、JEFを
やめてまでとは言えませんが(笑)広島のお好み焼きが大好きなので、お好み焼きで
釣られれば、ご説明に行くのはやぶさかではないそうです。だれか本谷さんの耳に
いれてあげて(笑)
ということで、まだ、この時の資料を活用した分析までは手が回っていないのですが
スタジアムの計画にはクラブの長期的な運営方針、財政状況の分析が不可欠であり
さらに自治体との幸福な関係がその実現を可能にするということはよくわかりました。
また基本的に都市公園の施設としての公共施設であり、建設費の回収という考えは
全くなく、指定管理者による管理コスト分のみが施設使用料でペイされるという形で
あれば、身の丈の規模の施設であれば黒字化は難しいことではないのです。
(BAは明らかに身の丈でない上に欠点が多く黒字化が著しく阻害されている)
逆にいうと自治体にほとんど負担をかけずに民間のみで新規のスタジアムをつくり
その建設費を使用料、広告費などだけで回収しながら運営することはとても難しい
ことです。
しかし、市が明確に民間主体での専用スタジアムを後押しするだけ、というスタンスを
示している以上、民間出資に対し回収可能なスキームを提示し、その規模のなかで
専用スタジアムを実現する、それには改修による実現というコンセプト以外に
現実的なものは、現時点で想定し難く、ゆえにAFHのスキームの意義があるという
ことも再認識をしました。
自治体の支援があるのならJリーグの将来基準の25000〜35000というのもありかも
知れません。しかし、自治体にやる気がない(苦笑)現時点でその数字を前提と
するのも、どうかと思うわけです。私自身が現実的と考えるのは25000の
キャパシティーに+5000の増設余地を用意しておくくらいだと思っています。
ただ、まだスタジアムのことは勉強し始めたばかりです。
今後さらに次の専用スタジアムのヒヤリングを計画中です。こうご期待。
さらに来月からの異動の辞令(社屋は変わらないのですが)まで頂き
本当にコラムがかけない状況でした。
背に腹は変えられず(?)モバイル機器を購入し、外出の電車の中で
物書きができる環境をつくりました。
シャープのNetwalkerというLinux端末機です。
キーボードがちょとアレなことで評判の機種ですが、わりと苦もなく
書けています。IMだけはATOKがほしいところですが。
ということで、近況報告は終わりで、フクアリ視察の第三弾を
遅ればせながら、書かせていただきます。すごく長文になります、ごめんなさい。
フクアリの視察の中で確認したかったものの大きなものとして
KOPさんのコラムにあった指定管理者のきまりごと、そして
指定管理者と自治体とクラブがどのような関係で建設、運営
されてきたのかということです。
この関係をあきらかにすることにより維持管理費の想定に
確からしさが増し、建設のイニシャルコスト設定の根拠が
はっきりすると思ったからです。

ここで、フクアリの成り立ちのおさらいはこちら。
これを読むと都市計画局の蘇我特定地区整備計画と公園緑地部のホームタウン構想
がうまくはまり球技場計画が生まれたことがわかります。公園全体の計画予算350億
のうち1/3が国庫、2/3が市の予算。球技場の工費は81億。建設当時の平成14〜17年
の建設単価は、実は現在とそう変わらないので、これはいいサンプルになります。
だいたいこの81億の内容というのも掴んでおります。しかし運営面でのコストとなると
門外漢なのでよくわからない、ここを今回はレクチャーして頂くわけです。
と、とりあえずおさらいをして、レポート再開です。

新設のユナイテッドパークで説明して下さったのは、
ジェフユナイテッドのクラブの施設担当の課長さん、
年はもしかしたら自分より若いかも、と言う感じの方でしたが
とても情熱を感じられる方でした。
彼は今回のユナイテッドパーク、練習グラウンドとクラブハウスと
ジェフのクラブ事務所の複合施設の企画から建設までに携わった
だけでなく、フクアリの企画から建設までにも携わられた、ほんと
プロ中のプロの方でした。
まず、フクアリにおける指定管理者制度について教えていただきました。
フクアリの指定管理者は報告2でもお伝えしました、シミズオクト東洋グリーンJV
が入札の結果落札して、つとめています。
建主の千葉市はJVに指定管理料を払いJVはこれを元に施設の維持管理を行っています。
また施設使用料もJVが施設使用者から徴収しています。ここで施設使用料等は
どうやって決めているのか、その決定過程にJEFがどのように関わっているのか。
担当者はフクアリの企画時から携わられていたので、当時の話からお聞きする
ことができました。つまりもともと千葉市のJEFホームタウン構想から
始まった話であり、千葉市としてはJEFはウェルカムの存在、なので
フクアリのキーテナントはJEFという前提のもと、計画時からJEF側の希望は
施設仕様面からコスト面までほぼ希望を叶えてくれたそうです。うらやましい。
仕様面は担当者がヨーロッパの専用スタジアムを視察し、先行していた仙台の
ユアテックスタジアムも参考にしたうえで、そこにこの土地ならではの
問題解決のための仕様、例えば芝への通風の面などを考慮した仕様などを要望し
それを市から設計会社(日本設計)に伝えてもらい、設計をすすめてもらった
ということです。

またコスト面としては、JEFがこのスタジアムをキーテナントとして使用する場合の
使用料を、JEFの一試合あたりの運営収支から逆算してはじき出し、その使用料に
応じたコストプランニングを市がたてた、ということのようです。
これは使用料のみならず、興行時の管理料実費としてJVに払う金額も逆算して、
その金額内に抑える前提条件をつけた入札としてもらったということです。
さらに、JVはJEF以外の施設利用を自主的に誘致営業し、それで収支をあげることが
できるようになっていますが、そのときも、カレンダー的にはJEFに優先権があり
まず年度初めにJEFのスケジュールを先行して押さえることができるように
なっているそうです。
それ以外にも試合興行時の飲食テナントはJVを通して営業をし、JVに出店料を
支払う形としているのですが、公式グッズ売店はこの範疇からはずしてもらい
直接市と賃貸借契約をされているそうです。あと興行時のスタジアム掲示広告
についても設置料は市と直接の支払いをしている。。。などなど
このあたりの取扱いはこちらに詳しく書かれています。
非常に細かく言うと複雑なのですが、つまりはJEFがこれは市と直接やりたい
ということは、残し、これは手を出さないほうがいいという例えば飲食物販
などはJVにやらせるというようにJEFの希望どおりの枠組みを作ってもらい
そこに指定管理者をはめ込んでいる、ということらしいです。
ほかの施設でもここまで至れり尽くせりなのか、今後ほかのクラブにも聞いて
みたいところです。
さらにJEFは今後指定管理者自体をJEFが引き受けることも視野にいれ、野球で
同様に自治体所有のスタジアムの管理をやっている千葉ロッテマリーンズを
参考に検討されているそうです。
とにかくJEFの場合は市の全面的なバックアップを受けてやられているという
ことが非常によく分かりました。
次にフクアリの18500というキャパシティーについて伺いました。フクアリ計画
当初はこれでも埋まりきるか、多いのではないかという声もあったそうです。
確かに市原臨海での平均観客数を考えるとそのような意見も仕方ないと思いますが
フクアリの立地のよさと専用スタジアムという魅力の相乗効果で、まったく多すぎる
ということもなく、逆に言うと今では20000はどうしても欲しい、なんとか増席できないか
市へ要望をあげておられるということでした。

では、広島では、という話をふると、広島さんは大きな器はすでにあるから。。。
と言われながらも、今後Jリーグ機構もスタジアム基準の見直しの中で、基準の
観客席数をさらに今後増やしていく、近々では25000、2020年くらいには35000という
ロードマップがあるようなので、今後計画するならば、このあたりも視野に
入れなければいけないのでは?というご示唆をいただきました。
ちなみにJ1でも今後は運営予算規模30億というのがクラブの平均になっていきそうで
その数字の実現のためにはやはり20000〜25000のキャパが必要になるというのが
担当者の方のご意見でした。
その他コスト面でのいくつかの資料、そしてフクアリの詳しい図面までお土産に
いただきました。さらに図面を見ながら細かく、この柱間寸法はもっと大きくすべきとか
ここの開口は重要とか、マニアックな(笑)ご意見も頂きました。
一番悔やんでおられたのはコンコースの幅員、ここが現在狭くて用途を限定されている、
もう3〜4m広ければ様々なイベントを企画できるのに、とのことでした。
スタジアムの多目的利用を考えるとこれを見逃せない情報です。

とにかく担当者さんがあまりに建築にお詳しいので、大学では建築専攻だったので
しょうかとお聞きしたら、何と文系の学部卒だそうで、建設に必要な知識はすべて、
担当になった後独学で書籍等買い集め勉強されたとのことでした。すごすぎる!
是非広島で専用スタジアム実現の暁にはアドバイザーを!とお願いしたところ、JEFを
やめてまでとは言えませんが(笑)広島のお好み焼きが大好きなので、お好み焼きで
釣られれば、ご説明に行くのはやぶさかではないそうです。だれか本谷さんの耳に
いれてあげて(笑)
ということで、まだ、この時の資料を活用した分析までは手が回っていないのですが
スタジアムの計画にはクラブの長期的な運営方針、財政状況の分析が不可欠であり
さらに自治体との幸福な関係がその実現を可能にするということはよくわかりました。
また基本的に都市公園の施設としての公共施設であり、建設費の回収という考えは
全くなく、指定管理者による管理コスト分のみが施設使用料でペイされるという形で
あれば、身の丈の規模の施設であれば黒字化は難しいことではないのです。
(BAは明らかに身の丈でない上に欠点が多く黒字化が著しく阻害されている)
逆にいうと自治体にほとんど負担をかけずに民間のみで新規のスタジアムをつくり
その建設費を使用料、広告費などだけで回収しながら運営することはとても難しい
ことです。
しかし、市が明確に民間主体での専用スタジアムを後押しするだけ、というスタンスを
示している以上、民間出資に対し回収可能なスキームを提示し、その規模のなかで
専用スタジアムを実現する、それには改修による実現というコンセプト以外に
現実的なものは、現時点で想定し難く、ゆえにAFHのスキームの意義があるという
ことも再認識をしました。
自治体の支援があるのならJリーグの将来基準の25000〜35000というのもありかも
知れません。しかし、自治体にやる気がない(苦笑)現時点でその数字を前提と
するのも、どうかと思うわけです。私自身が現実的と考えるのは25000の
キャパシティーに+5000の増設余地を用意しておくくらいだと思っています。
ただ、まだスタジアムのことは勉強し始めたばかりです。
今後さらに次の専用スタジアムのヒヤリングを計画中です。こうご期待。
2010.01.02 *Sat
A HAPPY NEW YEAR 2010
新年明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。
今年も嫁さんの実家なのですが、いろいろごたごたありまして
なかなかゆっくりしていられない新年でした。
今日東京に戻る予定でしたが、一日延期し、明日帰京になります。
明後日から仕事なので、わりときついですね、明日は渋滞ラッシュに
巻き込まれそうですし。。。
昨年のうちにフクアリレポートも終わらせたかったのですが、
なかなか時間がとれずに持ち越しとなっています。
JEFの担当者との話が一番おもしろかった部分なので
逆に筆がなかなか進まないというところもあります。
どこまで表にして書いていいのかという部分もありますし。。。
AFHの方は署名の最終目標を2月中旬までに4万筆、あと2万筆あまりを
集めるという方針を出し、ラストスパートにかけるかたちになりました。
私も東京でできる限りの署名を集める方向にシフトしようと
思っています。皆様のご協力を再度お願い致します。
新年早々の大ニュースとしては、やはり
サンフレッチェのACL出場権獲得!
ですね。
本当に楽しみです。ACLなんてのをJ1昇格1年で成し遂げるなんて、
まったく想像してませんでした。選手も監督スタッフも、クラブフロントも、
そしてサポーターもみんなすごい!尊敬に値します。
しかし、天皇杯のガンバのプレー、特に遠藤のプレーとか見てると
まだまだ、サンフのサッカーも発展途上、上には上がいるなと
痛感させられますね。ACLでさらに経験値を上積みし、リーグでも、
そしてアジアでも強く美しいサッカーを見せてほしいと思います。
そしてその一歩一歩が専用スタジアムへの着実な一歩になることは
間違いないと思います。
地元メディアではサンフレッチェの久保会長が5年を目途に30000クラスの
専用スタジアムを実現させたいと明言されていたと聞きます。
(まだソースは確認していませんが)
久保会長はとにかく、言ったことは実行されるパワフルなお方と聞きます。
そしてACLの流れ、今後に大きな期待が持てますね。
AFHとしては行政と真っ正面から喧嘩するスタンスではないのですが
とにかくこれだけの市民の声があるというのをまずは市長に届ける
それと同時発生的に様々な動きを誘発させて、市民の心に訴えかける
いろいろな試みができればと考え、この先の動きを計画しています。
これからもAFHをみなさんどうぞ応援お願い致します。

本年もよろしくお願いいたします。
今年も嫁さんの実家なのですが、いろいろごたごたありまして
なかなかゆっくりしていられない新年でした。
今日東京に戻る予定でしたが、一日延期し、明日帰京になります。
明後日から仕事なので、わりときついですね、明日は渋滞ラッシュに
巻き込まれそうですし。。。
昨年のうちにフクアリレポートも終わらせたかったのですが、
なかなか時間がとれずに持ち越しとなっています。
JEFの担当者との話が一番おもしろかった部分なので
逆に筆がなかなか進まないというところもあります。
どこまで表にして書いていいのかという部分もありますし。。。
AFHの方は署名の最終目標を2月中旬までに4万筆、あと2万筆あまりを
集めるという方針を出し、ラストスパートにかけるかたちになりました。
私も東京でできる限りの署名を集める方向にシフトしようと
思っています。皆様のご協力を再度お願い致します。
新年早々の大ニュースとしては、やはり
サンフレッチェのACL出場権獲得!
ですね。
本当に楽しみです。ACLなんてのをJ1昇格1年で成し遂げるなんて、
まったく想像してませんでした。選手も監督スタッフも、クラブフロントも、
そしてサポーターもみんなすごい!尊敬に値します。
しかし、天皇杯のガンバのプレー、特に遠藤のプレーとか見てると
まだまだ、サンフのサッカーも発展途上、上には上がいるなと
痛感させられますね。ACLでさらに経験値を上積みし、リーグでも、
そしてアジアでも強く美しいサッカーを見せてほしいと思います。
そしてその一歩一歩が専用スタジアムへの着実な一歩になることは
間違いないと思います。
地元メディアではサンフレッチェの久保会長が5年を目途に30000クラスの
専用スタジアムを実現させたいと明言されていたと聞きます。
(まだソースは確認していませんが)
久保会長はとにかく、言ったことは実行されるパワフルなお方と聞きます。
そしてACLの流れ、今後に大きな期待が持てますね。
AFHとしては行政と真っ正面から喧嘩するスタンスではないのですが
とにかくこれだけの市民の声があるというのをまずは市長に届ける
それと同時発生的に様々な動きを誘発させて、市民の心に訴えかける
いろいろな試みができればと考え、この先の動きを計画しています。
これからもAFHをみなさんどうぞ応援お願い致します。

2009.12.21 *Mon
フクダ電子アリーナ視察レポート(2)内部編
フクダ電子アリーナ視察レポートの第2弾をお届けします。
実際は、フクアリの外観をみた後に、ユナイテッドパークにて
JEF千葉の担当の方とお話をしたのですが、順番を逆にして、
その後にまわったフクアリの内部のレポートを先にします。
フクアリの内部については指定管理者であるシミズオクト・東洋グリーン共同事業体の
担当Oさんに案内していただきました。
まずはフクアリの内部について簡単に。

内部は地上階である1階、コンコースの2階そして貴賓席等がある4階
(その間に便宜上の3階)という4層構造になっています。
今回はこの中で、特に観戦時には見ることのできない裏周りの諸室を
重点的に見学させていただきました。
1階の図面はこんな感じです。

そして4階はこんな感じです。

こちらの図面はKOP師匠がフクアリ取材をされたときに入手されたものを
頂いたものです。これに基づいてAFH案のメインスタンドを計画しています。
今回はこの検証という意味もあります。
まずエントランスからピッチにでてみました。

あいにくの雨で芝は養生シートを張っていました。
翌日は某大企業の運動会イベントが入っているとのことでいろいろ
設営の準備をされている中で、諸室を拝見させて頂きました。
このような企業のスポーツイベントは結構扱っていて、収入源になっているようです。
AFHの稼働率UPイベント案のなかには入れてませんでしたが、このような需要もあると
認識することができました。

まずはグラウンドレベルで芝の管理に関して伺いました。
やはり一番難しいのは夏の通風と年間の日照とのこと。通風に関しては、
フクアリは1階が駐車場となっていて、ゴール裏部にも外部と通気できる
シャッター開口をとっています。これは結構素晴らしいアイデアだと思います。
しかし、芝にとっては夏はそれだけでは足りないこともあり、大型扇風機を
まわして風を送っている、とのことでした。また日照に関しても、
全面屋根が災いして特に南側の芝は傷みやすいとのことで張り替え頻度が
高くなっているとのことでした。
芝の刈り込み長さは20mm程度。監督が交代されるたびに一応希望を聞くそうです。
オシム監督時代は18mm位とかなり短めを要望されたそうです。ちなみにゴルフの
グリーンは5mm程度、さらに短く刈ります。ここまで刈るには更に給水と日照、
通風を確保し、芝をかわいがることといじめることを交互に繰り返すことにより、
5mmでも維持できる強い芝になると芝の業者に聞いたことがあります。
芝は「ツンデレ」ですよねーとOさんと笑いながらはなしました。
AFH案では屋根の面積が少ないので日照は大丈夫そうですが、問題は通風ですね。
一応2方向ライトからレフトに風が通るような隙間はつくっているのですが
瀬戸内の凪を考えると、それだけではたして大丈夫か。。。更なる検討が必要です。
次に一階周りの諸室を見せて頂きました。おもしろかったところを
ピックアップします。

これはドーピング検査ルーム。ガラス張りのWCがあります。(リーグ側には好評とのこと)
審判室やロッカー室も見せて頂きました。ロッカー室はJ以外の使用もあるため、
試合ごとに全てスタッフの方が片付けて持って帰られるので私物もないきれいなロッカー室でした。
(写真とるのを忘れました。。。)
監督室では、オシム氏が就任したとき、体が大きいので扉から家具から買い換えたこと
それでも狭く、監督室はロッカー室の広めの一室に変えたこと、そこでオシム氏は
試合前もテレビで大相撲を見ながらくつろがれていたことなどをお聞きしました。

これは、ウォームアップエリア。柱が邪魔、とのこと(笑)
広さを確認したかったのですが、こんなもんなんだなという感覚を
知ることができました。
ここから上の階にELVで上がりまして、4階です。

これは、選手の家族や出停の選手などが観戦する場所。

これは中央監視室兼音響室。1484さんの仕事場。
隣に公式記録員の記録室があります。この2室は近接が望ましいそうで
いま、音響室を少し飛ばそうかなと思っていた私の計画は見直しが
必要になりました(笑)

貴賓室。内装は思ったよりは貴賓仕様ではないですね。シンプルな感じです。

貴賓室の外部スタンド。手すりが低い、怖い!
しかし、これ以上高くすると今度は坐ったときの視線の邪魔になるという
非常に難しい高さ設定です。

放送ブース。ここはスカパーのお部屋。

この大きく上にスライドさせて開ける扉にびっくり。
空いた所にモニターを突き出して、実況されるそうです。
このように窓を開けることにより、スタンドの声が聞こえやすくなり
実況しやすくなるそうです。

プレスエリア。パソコンLAN用のコネクトジャック付きテーブル。
プレスごとに指定席になっています。
この辺、RUMIさんは某CSのレポーターをやっておられるので、
よく知っておられるご様子で、いろいろ教えていただきました。
回線に関しては、スタジアムまでは光が来ているが、このエリアに来るまでがメタルに
なってしまい細くなってしまうことに若干クレームがあるそうです。

1階に戻ってプレス控室。ここには無線LANがあるそうです。
ITインフラは日進月歩なので対応が難しいですよね。。。


1階の一番大きな会議室は、プレス発表に使えるようになっています。
一般利用も結構あるそうです。こういうので稼働率を上げて自主運営収支を
上げているのでしょう。
一通り諸室を見せて頂きました。Oさんからは管理上の苦労している部分、
ここは使いやすいという部分など、細かいところをじっくりお話聞かせて
頂きました。
ほんと、雨の中で屋外は極寒の日だったのですが、最後までご案内頂いたOさん、
そして、これまた最初から最後までアテンドして頂いたRUMIさんに改めて
深く感謝の意を述べさせていただきます。
最後の項では、JEF千葉の担当の方にお聞きした話をご紹介させていただきます。
つづく
実際は、フクアリの外観をみた後に、ユナイテッドパークにて
JEF千葉の担当の方とお話をしたのですが、順番を逆にして、
その後にまわったフクアリの内部のレポートを先にします。
フクアリの内部については指定管理者であるシミズオクト・東洋グリーン共同事業体の
担当Oさんに案内していただきました。
まずはフクアリの内部について簡単に。

内部は地上階である1階、コンコースの2階そして貴賓席等がある4階
(その間に便宜上の3階)という4層構造になっています。
今回はこの中で、特に観戦時には見ることのできない裏周りの諸室を
重点的に見学させていただきました。
1階の図面はこんな感じです。

そして4階はこんな感じです。

こちらの図面はKOP師匠がフクアリ取材をされたときに入手されたものを
頂いたものです。これに基づいてAFH案のメインスタンドを計画しています。
今回はこの検証という意味もあります。
まずエントランスからピッチにでてみました。

あいにくの雨で芝は養生シートを張っていました。
翌日は某大企業の運動会イベントが入っているとのことでいろいろ
設営の準備をされている中で、諸室を拝見させて頂きました。
このような企業のスポーツイベントは結構扱っていて、収入源になっているようです。
AFHの稼働率UPイベント案のなかには入れてませんでしたが、このような需要もあると
認識することができました。

まずはグラウンドレベルで芝の管理に関して伺いました。
やはり一番難しいのは夏の通風と年間の日照とのこと。通風に関しては、
フクアリは1階が駐車場となっていて、ゴール裏部にも外部と通気できる
シャッター開口をとっています。これは結構素晴らしいアイデアだと思います。
しかし、芝にとっては夏はそれだけでは足りないこともあり、大型扇風機を
まわして風を送っている、とのことでした。また日照に関しても、
全面屋根が災いして特に南側の芝は傷みやすいとのことで張り替え頻度が
高くなっているとのことでした。
芝の刈り込み長さは20mm程度。監督が交代されるたびに一応希望を聞くそうです。
オシム監督時代は18mm位とかなり短めを要望されたそうです。ちなみにゴルフの
グリーンは5mm程度、さらに短く刈ります。ここまで刈るには更に給水と日照、
通風を確保し、芝をかわいがることといじめることを交互に繰り返すことにより、
5mmでも維持できる強い芝になると芝の業者に聞いたことがあります。
芝は「ツンデレ」ですよねーとOさんと笑いながらはなしました。
AFH案では屋根の面積が少ないので日照は大丈夫そうですが、問題は通風ですね。
一応2方向ライトからレフトに風が通るような隙間はつくっているのですが
瀬戸内の凪を考えると、それだけではたして大丈夫か。。。更なる検討が必要です。
次に一階周りの諸室を見せて頂きました。おもしろかったところを
ピックアップします。

これはドーピング検査ルーム。ガラス張りのWCがあります。(リーグ側には好評とのこと)
審判室やロッカー室も見せて頂きました。ロッカー室はJ以外の使用もあるため、
試合ごとに全てスタッフの方が片付けて持って帰られるので私物もないきれいなロッカー室でした。
(写真とるのを忘れました。。。)
監督室では、オシム氏が就任したとき、体が大きいので扉から家具から買い換えたこと
それでも狭く、監督室はロッカー室の広めの一室に変えたこと、そこでオシム氏は
試合前もテレビで大相撲を見ながらくつろがれていたことなどをお聞きしました。

これは、ウォームアップエリア。柱が邪魔、とのこと(笑)
広さを確認したかったのですが、こんなもんなんだなという感覚を
知ることができました。
ここから上の階にELVで上がりまして、4階です。

これは、選手の家族や出停の選手などが観戦する場所。

これは中央監視室兼音響室。1484さんの仕事場。
隣に公式記録員の記録室があります。この2室は近接が望ましいそうで
いま、音響室を少し飛ばそうかなと思っていた私の計画は見直しが
必要になりました(笑)

貴賓室。内装は思ったよりは貴賓仕様ではないですね。シンプルな感じです。

貴賓室の外部スタンド。手すりが低い、怖い!
しかし、これ以上高くすると今度は坐ったときの視線の邪魔になるという
非常に難しい高さ設定です。

放送ブース。ここはスカパーのお部屋。

この大きく上にスライドさせて開ける扉にびっくり。
空いた所にモニターを突き出して、実況されるそうです。
このように窓を開けることにより、スタンドの声が聞こえやすくなり
実況しやすくなるそうです。

プレスエリア。パソコンLAN用のコネクトジャック付きテーブル。
プレスごとに指定席になっています。
この辺、RUMIさんは某CSのレポーターをやっておられるので、
よく知っておられるご様子で、いろいろ教えていただきました。
回線に関しては、スタジアムまでは光が来ているが、このエリアに来るまでがメタルに
なってしまい細くなってしまうことに若干クレームがあるそうです。

1階に戻ってプレス控室。ここには無線LANがあるそうです。
ITインフラは日進月歩なので対応が難しいですよね。。。


1階の一番大きな会議室は、プレス発表に使えるようになっています。
一般利用も結構あるそうです。こういうので稼働率を上げて自主運営収支を
上げているのでしょう。
一通り諸室を見せて頂きました。Oさんからは管理上の苦労している部分、
ここは使いやすいという部分など、細かいところをじっくりお話聞かせて
頂きました。
ほんと、雨の中で屋外は極寒の日だったのですが、最後までご案内頂いたOさん、
そして、これまた最初から最後までアテンドして頂いたRUMIさんに改めて
深く感謝の意を述べさせていただきます。
最後の項では、JEF千葉の担当の方にお聞きした話をご紹介させていただきます。
つづく
CATEGORY : 未分類
2009.12.16 *Wed
フクダ電子アリーナ視察レポート(1)外観編
12月のとある雨の金曜日、AFHの在京サポーターRUMIさんのアテンドで
フクダ電子アリーナの視察をしてきましたのでご報告いたします。

ご存じの通りフクアリのある蘇我駅は東京から京葉線で終着駅、約1時間程度です。
千葉駅からは2駅。アクセス抜群の立地です。

駅はさすがにホームタウンの雰囲気です。JR東日本ですから、まあ納得というところ
ではありますが、浦和の街と同様、こういうサッカーホームタウンを前面に出すところ
にくるとうれしくなってしまいます。

駅からフクアリに向かう道からは製鉄所の高炉が見えます。
フクアリの敷地はもともと川崎製鉄の製鉄所の敷地でした。千葉は県も市も
「鉄」の産業に大きく依存しています。市内にはモノレールが走っていますが、
これも地下鉄と比較して「モノレールのほうが鉄をたくさん使える」という理由で
モノレールが選択されたと聞いています。

フクアリまでは徒歩7〜8分といったところ。途中に物販施設もあり、JEFグッズの
販売テナントもあります。(オープン当時はこの物販施設はなかったようですね、
最近できたのでしょうか。フットサルスペースもありました。)

この角をまがると(まだ高炉が見えますね(笑))

フクアリが全容を現します。
正面のようにみえますが、こちらはバックスタンドとホーム側ゴール裏の
中間のようなエリアになります。メインアクセスにたいして、メインスタンドが
面していないというのはどういう意図の設計なのかな、と思いました。

メインアクセス側には大きな広場がとられています。駅からの観客はすべて
まずこの広場を通って各スタンドに向かうわけですから、試合時の18500人を
捌くためには、このくらいの広場は必要と思われるのでしょう。これを考えると、
やはり広域公園の第一球技場改修は、同様に一方向からのアクセスとなり、
人を捌くという面においてなかなか難しいなと思いました。


周りはまだ未利用地が多く残っています。隣にはフクダ電子スクエアという人工芝の
サッカー場が2面あり、この日もユースっ子らしき子たちが練習してました。
そして、はす向かいにこの秋にオープンしたのがJEFの練習場であるユナイテッドパークです。

こちらがクラブハウス。「モヲノキ」とよばれた、オフィシャルショップもこちらに移転し、
クラブの事務所も入っています。

こちらが天然芝の練習場です。余談ですが待ち合わせの間、
JEFのトップの選手の練習を見ることができました。
例のオシム流色分けビブス練習です。
まずフクアリの外周りをまわって見ました。

スタジアムの各スタンドへのアプローチはこのように地上レベルでなく2階レベルでの
コンコース方式となっています。
コンコース方式の利点はKOPさんのこちらのサイトをご参考頂ければとおもいます。

スタンドの外観です。一番外側にVの字のすごく細い柱の様なものがありますが
構造的にはこれは柱ではありません。屋根のピッチ側の垂れを防止する引っ張り材です。
しかし、このV字材が外にまわっているので、デザイン的にとても軽快になっていると
感じました。屋根はアルミのハニカム材です。これはどうも最初の設計では違う材料だった
ようですが、施工側の提案でアルミハニカムになったようで、その分非常にシンプルで
すっきりした屋根になっています。テント状の膜構造屋根もいいですが、この折板のような
アルミ屋根もデザイン的にはいいのではないでしょうか。
スタンドはプレキャストコンクリートで工業化しています。ここでも施工上の合理化が
みてとれます。最近はこのような観覧席はプレキャストが主流のようです。
ベアスタの無骨な構造もいいですが、このような軽快な構造もいいですよね。
2階コンコース下のスペースは駐車場になっています。このプランは実は深い
意味があるということを後で知ります。

コンコースへは基本的に大階段で上がりますが、このように身障者対応として
ELVも設置されています。材料は非常に安価な材料でうまくデザインしています。
私の市民球場改修案では内野2階席最上段をコンコースにして、そこまで
大型シャトルELV4台で客をいくらか上げてしまうというアイデアも考えています。
最近の超高層オフィスでよくあるシャトルELVに乗っていて思いつきました。
ELVはうまく使えたらなと思っています。

やはり、この軽快なデザインと後ろの無骨な高炉の対比がたまりません(笑)
非常に機能的にデザインされている、いや、機能がデザインで表現されている
そう考えてもいいと思える良デザインです。設計は日本設計が担当されたそうです。
次の項で、内部をご紹介しようと思います。
つづく
フクダ電子アリーナの視察をしてきましたのでご報告いたします。

ご存じの通りフクアリのある蘇我駅は東京から京葉線で終着駅、約1時間程度です。
千葉駅からは2駅。アクセス抜群の立地です。

駅はさすがにホームタウンの雰囲気です。JR東日本ですから、まあ納得というところ
ではありますが、浦和の街と同様、こういうサッカーホームタウンを前面に出すところ
にくるとうれしくなってしまいます。

駅からフクアリに向かう道からは製鉄所の高炉が見えます。
フクアリの敷地はもともと川崎製鉄の製鉄所の敷地でした。千葉は県も市も
「鉄」の産業に大きく依存しています。市内にはモノレールが走っていますが、
これも地下鉄と比較して「モノレールのほうが鉄をたくさん使える」という理由で
モノレールが選択されたと聞いています。

フクアリまでは徒歩7〜8分といったところ。途中に物販施設もあり、JEFグッズの
販売テナントもあります。(オープン当時はこの物販施設はなかったようですね、
最近できたのでしょうか。フットサルスペースもありました。)

この角をまがると(まだ高炉が見えますね(笑))

フクアリが全容を現します。
正面のようにみえますが、こちらはバックスタンドとホーム側ゴール裏の
中間のようなエリアになります。メインアクセスにたいして、メインスタンドが
面していないというのはどういう意図の設計なのかな、と思いました。

メインアクセス側には大きな広場がとられています。駅からの観客はすべて
まずこの広場を通って各スタンドに向かうわけですから、試合時の18500人を
捌くためには、このくらいの広場は必要と思われるのでしょう。これを考えると、
やはり広域公園の第一球技場改修は、同様に一方向からのアクセスとなり、
人を捌くという面においてなかなか難しいなと思いました。


周りはまだ未利用地が多く残っています。隣にはフクダ電子スクエアという人工芝の
サッカー場が2面あり、この日もユースっ子らしき子たちが練習してました。
そして、はす向かいにこの秋にオープンしたのがJEFの練習場であるユナイテッドパークです。

こちらがクラブハウス。「モヲノキ」とよばれた、オフィシャルショップもこちらに移転し、
クラブの事務所も入っています。

こちらが天然芝の練習場です。余談ですが待ち合わせの間、
JEFのトップの選手の練習を見ることができました。
例のオシム流色分けビブス練習です。
まずフクアリの外周りをまわって見ました。

スタジアムの各スタンドへのアプローチはこのように地上レベルでなく2階レベルでの
コンコース方式となっています。
コンコース方式の利点はKOPさんのこちらのサイトをご参考頂ければとおもいます。

スタンドの外観です。一番外側にVの字のすごく細い柱の様なものがありますが
構造的にはこれは柱ではありません。屋根のピッチ側の垂れを防止する引っ張り材です。
しかし、このV字材が外にまわっているので、デザイン的にとても軽快になっていると
感じました。屋根はアルミのハニカム材です。これはどうも最初の設計では違う材料だった
ようですが、施工側の提案でアルミハニカムになったようで、その分非常にシンプルで
すっきりした屋根になっています。テント状の膜構造屋根もいいですが、この折板のような
アルミ屋根もデザイン的にはいいのではないでしょうか。
スタンドはプレキャストコンクリートで工業化しています。ここでも施工上の合理化が
みてとれます。最近はこのような観覧席はプレキャストが主流のようです。
ベアスタの無骨な構造もいいですが、このような軽快な構造もいいですよね。
2階コンコース下のスペースは駐車場になっています。このプランは実は深い
意味があるということを後で知ります。

コンコースへは基本的に大階段で上がりますが、このように身障者対応として
ELVも設置されています。材料は非常に安価な材料でうまくデザインしています。
私の市民球場改修案では内野2階席最上段をコンコースにして、そこまで
大型シャトルELV4台で客をいくらか上げてしまうというアイデアも考えています。
最近の超高層オフィスでよくあるシャトルELVに乗っていて思いつきました。
ELVはうまく使えたらなと思っています。

やはり、この軽快なデザインと後ろの無骨な高炉の対比がたまりません(笑)
非常に機能的にデザインされている、いや、機能がデザインで表現されている
そう考えてもいいと思える良デザインです。設計は日本設計が担当されたそうです。
次の項で、内部をご紹介しようと思います。
つづく








