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2008.09.03 *Wed

市民球場跡地考察

All For Hiroshimaプロジェクトがスタートし、しばらくはそのプロジェクトが
「広島に専用スタジアムを」という題目であったため、私も特に
市民球場跡地のみにフォーカスして考えてはいませんでした。
当時はやはり中央公園派であったと思います。

それが徐々に市民球場跡地という話が予報士さんのBlog等で出てきて
2ch等でも是非について論議され始めた頃、私もはじめて跡地の
公募案とその審査結果に目を通しました。その中で一番気になったのは
原爆ドーム周りの景観や周回性を損なうという理由での専用スタジアム
却下の判断でした。

確かにケルンの大聖堂は後背地に建った高層ビルのために危機遺産に
指定されました。しかしそれはもともとの世界遺産の指定理由の中に
歴史的区域の景観保存があった為と聞いています。
原爆ドームは世界に数少ない「負の遺産」です。その周りが公園他
背の低い建物や木々で覆われていなければならないというのは
どういう根拠なのでしょうか。広島市民はこの負の遺産を平和のシンボルに
そしてその後ろにある市民球場を復興のシンボルにしてここまできたのです。
商業施設なら問題があると思いますが、スポーツ施設であれば、そんなに
問題になるとは思えません。回遊性にも全く根拠がないと感じました。

でも、そこまでいうんなら、今の市民球場と同じくらいの高さなら問題ない
だろう。ちょっと位フィールドを掘り込めばできるんじゃないか?
そう思い、会社の残業時間にこそこそとプランニングを検討し始めました。
画像1

画像2

画像3
(wikiの管理人さん、まとめご苦労様です。)

ポイントは以下の点です。
1.とにかく平和公園・原爆ドームからの景観に配慮しスタンドの高さを計画
2.平和公園-原爆ドームの軸線からはスタジアムをはずし、軸線上は
  みどりのプロムナードにする
3.相生通り側もセットバックし、緑化することによりスタンドのボリュームは
  木々の中に隠れるようにする
4.わざとアクセスしやすい南側をアウェイシートとしグリーンアリーナ側を
  ホームとすることによりアウェイ客と平和公園のアクセス、ホーム客と
  グリーンアリーナの関係を強くすることによるTOPS事業の推進を考慮する
5.相生通り側に平和施設(記念館を想定)を併設するスペースも確保可

としたところです。

公開後いろいろな意見をいただき、ハノーバー広場や武道場などとの関係を
見直し、断面検討を始めたときに問題が発覚しました。
とある筋からボーリングデータを入手し地下水位を確認したところ、地下2m
程度で水がでてしまうということでした。この地下水はその後の情報収集で
塩分を0.7%程度含む水だということもわかりました。
芝生に塩水は大敵です。そもそも天然芝のフィールドの地下にはちゃんとした
排水機能を持った地盤が必要で、1mは必要、その下に塩水の層がきたら
間違いなく水が上がってきてしまい、芝生の生育に影響をきたします。
2mは限界というのがわかり、現状地盤よりフィールドを下げられないことが
わかりました。

さらにKOP先生のサイトで市民球場周りの地下インフラの図面(市で公開していた
資料)が出てきましてさらに頭を痛めることになります。
画像4

KOP先生のおっしゃるとおり、これはまさに「満貫縛り」
相当難儀な立地だということがこの辺でわかり始めました。
でも、なんというか、逆にやる気が出てきたのです。やったろやないかい!と。
ここから、残業の毎日がはじまりました。仕事は9時まで。
9時から11時までをAFH勝手計画タイムとしていろいろ考えることにしたのです。

このときに特に考えたのは、「成長持続可能」という意味の「SUSTINABLE」という
コンセプトです。球場跡地を緩やかに専用スタジアムに変えていく、初期投資も
無理をせず、何度もパーシャルオープンをすることにより、いつまでも市民の関心を
この計画に向ける。そしてその間にこの街区の周辺環境と様々な形でコネクションを
つくって、周辺の発展にも寄与する触媒とする。巨大プロジェクトに巨額投資をし
当たるも八卦当たらぬも八卦の箱物を作るのではなく、「この地はスポーツの地」という
基本コンセプトを元に緩やかにしかし着実に連続して変身させていく。
その仮定で市民の声で残したいものは残し、取り込みたいものは取り込み
そういう過程を経ることによってはじめて、あの広島市民にとって大きな意味を
持っていた広島市民球場・広島カープという存在に比肩しうるコンテンツを広島市民は
獲得できるのではないか、そういう想いでした。




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CATEGORY : コラム | THEME : サッカー | GENRE : スポーツ

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