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2009.03.30 *Mon

誰もが使える場所

前回の記事に以下のようなコメントを頂きました。

でも、それ以外に,今の全く噛み合ない状態を打開する方法があるのでしょうか?
市はあそこを、いつでも、だれでも、どのような形でも(もちろん、都市公園法の許容範囲内という条件で)使えるものにしたいんだと理解しています。(そして、私も,経緯上、それが最もあるべき姿であるように感じています)

私は,例えば,あそこをサッカー専用スタジアムにすることが出来たとしても、シーズン制、そして、芝の養生期等のことを考えると,サンフレッチェが恒常的にそこを使うことは難しいんじゃないかと思いますが、それでも構わないからサッカー専用スタジアムにという事で(たとえば、市が主催のイベント等が優先されることがあったりしても)皆さんのお考えを理解してもよいものなのでしょうか。


とても難しく、そして説明を重ねていかなければいけない
そういう問題と思い、新たな記事としました。

まず、「誰でもどのような形でも使える」場所という考え方、これは特に市側も
強調していることだと思います。これに関して、私の考えは
「誰でもどのような形でも使える形は案外使いにくい」ということです。
何度も私が申し上げているのは「大きな空地(緑地)を作ってもそれだけでは
そこに賑わいは創出できにくい」ということなんです。
これは、実際同様な思想で作られた日本各地の緑地が実際は
有効活用されていないことでも、説明してきました。

いま、世界各所で「行政」というものを「大きな政府」にするか「小さな政府」にするか
それを議論しています。行政がどこまでやるのかという範囲の問題です。
誰でも使えるようにして、あとは民間や市民に任せるというのは、私は
「小さな政府」的な考え方だと思います
アメリカで共和党が小さな政府的に経済を放置し、手痛い失態を犯しました。
いま世界は再度大きな政府を目指しています。そこには
民間を信用しないという考え方より、「適度なコントロールは必要」
という考え方が見え隠れしていると思います。

跡地についても同様なことがいえると思います。とにかく市の方針は
できるだけのフリーハンドを持たせることができる緑地を作り
あとは民間の活力による賑わい創出を期待するという方向性だと思います。
しかし、そこにガイドラインは見えず、たとえばイベント、フードフェスタのような
というくらいの言葉しか聞こえてこない。

私は以前から言いたかったのは「跡地は大きすぎて、民間に任せても、
どのように使えばいいのかすぐにはいい案が出せずに、そのうち寂れて
しまうのではないか、現実にそのようにして失敗した例が日本でも多々見られる」
と言うことなのです。ある程度の制限をして、既存コンテンツのような
ある程度見通しが立てられる興業をキーとして、その周囲で新たなイベントの
創出を誘導するほうがいいのではないかという考え方です。

イベントと一言で言っても、ピンきりですよね、大体、誰もが無料で参加できる
イベントというのは、大きな出費を伴います。なので、主催者だけでなく
協賛や後援という形で民間企業にも出資をしてもらい、そこでの広告的効果も
見込んだ形である程度の赤字を飲みながら開催するのではないでしょうか。
そういうイベント企画を年に何回、この広大な緑地で開催できるのでしょう。
広島市がすべて主催できるわけでないでしょうし、地元商工会がどれほど
バックアップできるかも、具体的になっていない、このような皮算用では
その心意気がいかに高尚であっても、信用しきれないのです。

もちろん、その部分に関してもっと詰めた形で実現性のあるたたき台でも
出してくれれば、全面的に反対するわけではないのです。
私はサッカーをメインコンテンツとしたい、でもそれ以外の方法もあるかもしれない
そうなったら、あとは市民がどちらを選ぶかでよいと思うのです。

そしてもう一つ言いたいのは、跡地の敷地は約30,000㎡、専用スタジアムとしたとき
芝の養生等のために年間利用に規制をかけなければいけない範囲は
120mx80mで約10000㎡、その1/3程度なのです。残りの20,000㎡は利用の仕方
によれば、自由に使うことができる。そのアイデアをAFHは提案していますし
さらに今でも他の活用方法がないか検討しています。
その一環がスポーツ平和ミュージアムであり、ピースヒルであり、
立体都市公園制度を利用した商業施設なのです。

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AFH案は幕の内弁当と考えてほしいのです。真ん中のとんかつは
ダイエット中の人はたまにしか食べられないけど、その周りの付け合せも
一つ一つ丹念に作っているのでおいしいよ、それだけでも満足できるかも
というものを提案しているのです。
広島市案は、極上かもしれないけど、コシヒカリでつくった日の丸弁当のようです。
おかずは好きにトッピングしてください、こちらでは用意しないから。。。
そういう感じに見えるんです。

先ほど、約10,000㎡のフィールドは養生のため、利用に規制がかかると言いました
具体的には年間120日利用、240日養生くらいのイメージです。
これも冬場は養生に必要な日数が多く夏場はわりと使えるという頻度がありますので
実際はメンテナンス計画とイベント時のはき物規制等をうまくやれば、市民が使える
日数も結構確保できると考えています。実際そのような想定と、先ほどの残りの
20,000㎡の有効利用を合わせた形でAFHスタッフとともに年間稼動(動員可能数)の
シミュレーションもやっておりますので、近日にそれを発表できると思います。

さらにさらに言うと、人工芝の技術的進歩芝の植栽養生技術も日進月歩で
進歩しています。5年も経てばJリーグで使えて、選手にも負担をかけない人工芝か
年間養生日数を100日程度とできる芝ターフのどちらかが開発されているのでは
ないかと想像しています。そうなれば、さらに、一部のサッカーファンにしか供与できない
空間という弱点は克服できると考えています。

それも含めて、この問題は「100年の計」だと思うのです。技術革新の未来や
地方自治の将来、経済の見通し、環境問題、都心の将来像
いろんなものを考えた上で、「みんなが使える場所」だけでなく
「みんなに使ってもらえる場所」を考えていかなければいけないのです。
ソフト、ハード両面で。

こういうことで、obaabaさんへの回答としたいのですが、いかがでしょうか。


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CATEGORY : コラム | THEME : サッカー | GENRE : スポーツ

COMMENT

私もobaabaさんとは別の意味で、チョッと気になっていた問題がありましたが。これほど見事に理路整然とご説明いただきすべて納得できました。

それにしてもスタ熊さん!
あなたは賢い人ですね。お見逸れいたしました。
2009/03/31(火) 09:38:52 | URL | マスターN #tefsoEro [Edit
マスターN様 お褒めの言葉光栄の限りです。
しかし、まだまだ、もっと説得力が必要です。
建築や都市に興味のない一般の方
サッカーファンではない一般の方、
そもそもスポーツに興味がない方、
都心の賑わいとかに関心のない方、
こういう人たちに理解を得るためにはまだまだ
勉強が必要だと思います。分かりやすい
ビジュアル的な説明ツールが必要だと思います。
そういうものがあれば、マスターのような
地場で啓蒙を頑張っておられる方も
やりやすいと思うのです。
AFHスタッフといろいろその辺は相談しています。
今後もよろしくお願いいたします。
2009/03/31(火) 18:57:22 | URL | スタ熊 #tIzNQ2cE [Edit
突然おじゃまします。
私も数年間ではありますが広島で生活し市民球場はなんとしても残すべくだと思いますし、スタ熊さんのおっしゃること理解できないではありません。サッカースタジアムとして活用していくことは良い案だと思います。
ただ、私が理解できないことは、恐らくメインユーサーでなるであろうサンフレッチェが具体的に行動していないことです。

ある程度の改修はするとしても基本的に「広島市民球場」として残すことはユーザー側に大きな負担を強いることになると思います(甲子園や神宮の用に基本的な骨格を残していくことに意義があるのであって名前だけは残すが今と全く違うものになってしまっては、個人的には何ら意義を感じません)。
すなわち重要な「文化財」としての市民球場を使用するという心理的な負担、使用料などの経済的負担、他チームの施設と比較して老朽化した施設の不便さ・みすぼらしさ、さらに老朽化した施設であるが故に新人選手の獲得に影響が出る恐れ等です。
このようなマイナス要因を享受した上で20年~30年サンフレッチェが使いたい続けたいと手を挙げるのであれば応援したいです。
しかし、残念ながら、サンフレッチェがそこまでの覚悟をもって積極的に動いているという話は聞いていません。
使い始めて数年でチーム関係者やサポーターから「こんなぼろスタジアム使えねえや」なんて声が出始めては市民球場の長年の功績に失礼です。
そんなことになるのであれば他の用途のほうが良いのではと考えます。

個人的には、スタンドなどの規模を1万人程度まで縮小し人工芝化して、アマチュア野球やアマチュアサッカー、フットサルや市民スポーツ、コンサートができる施設、どちらかといえば現在の川崎球場に近い用途を目的とした施設として残すのが良いのではと考えています。

サンフレッチェのメインスタジアム化を望んでいらっしゃる方々の中には、戦術的な問題としてサンフレッチェは前面に出ないほうが良いと思ってしゃる方もいるようですが、そんなことでは「仏作って魂入れず」ということになりかねません。
私はサンフレッチェの明確な意思表示が必要不可欠だと思います。

2009/04/03(金) 09:10:08 | URL | おっさん #- [Edit
長くなりますが、去年12月のサポーターズカンファレンス議事録から本谷社長のコメント抜粋


あとは専用競技場について。前回のカンファレンスで、専用競技場については「まだ声を上げる時期ではないんですよ、調整を色々やっている」という話をしました。
それから今現在まで、直接的な、表面に出た進展は大きくはありません。
表面に出た部分では『ALL FOR HIROSHIMA』さんが、市民球場跡地の利用について活動をされています。
『ALL FOR HIROSHIMA』さんの事務局の方と話し合いをしましたが、競技場を新しく作って頂くということになると「どこが作るのか」ということになる。
広島県なのか市なのか、いずれにせよ今の状況の中でサンフレッチェが独自に作ることはまずできない。
行政さんの力、または経済界の力を借りないといけない、という状況にあるわけです。
そういった中で『ALL FOR HIROSHIMA』さんの活動が一つあるということと同時に、行政さんの中も『野球場の次はサッカーだ』という声が上がっているのも事実です。
そうしたことに、前向きにご検討頂いているというのも事実です。
この辺りが、どの時点で外に出てくるかと
2009/04/03(金) 21:35:29 | URL | お節介さん #- [Edit
途中で切れますた…(´・ω・`)

続き
この辺りが、どの時点で外に出てくるかということになると思います。
現時点で、サンフレッチェとして『ALL FOR HIROSHIMA』さんの活動にグッとシフトするか、それとも行政さんで色々ご検討頂いた上でそれが表に出た時にどうするか、二者どちらかを選ぶこともできない時期です。
クラブとしては、一日も早く専用競技場でやりたいという気持ちはあります。しかしそういった状況ですから、表立ったことはまだできません。
間違いなく動きが出てくると思っていますし、今の行政さんの中で「これは無理だな」という判断をしたら違う動きをしなければいけないと思っています。

皆さんご存じのとおり、「芝かぶり席」というのをやりました。個人的には、あれは「専用競技場を早く欲しいんだ」というメッセージを込めたつもりなんですね。
来年はできるだけ、あの席を常態化した中でやりたいのですが、やはりサッカーをしっかり楽しんで頂くハードの整備が大事です。
私たちは当然動いていきますが、必ず皆さんに(サポートを)お願いする時期がやってきます。そのときには、よろしくお願いしたいと思います。
2009/04/03(金) 21:45:24 | URL | お節介さん #xhsqysMA [Edit
お節介さん、どうもありがとうございました。
おっさんさん、ということで、AFHもクラブとの
話し合いはさせていただいております。
相手のあることなので、これ以上はまだ表に出せる
状況ではありません。申し訳ありません。
ただ、経営的な観点もあり、強く前に出てはいただけ
ませんが、あの場所でできればやりたいという
気持ちを持っておられることは確かです。
我々も経営的な観点、収支などの試算を資料にし
いかにクラブも巻き込めるかは常に検討しております。

また、クラブ施設はすべて新設のメインスタンドに
収める計画であり、選手に負担は強いないこと
客席も抜本的改修を行い、客席シートやWCなど
いままで快適感を損なってきた部分はリニューアル
することなどを柱にしております。
その上で、さらに定期的なメンテナンスのコストも
考慮に入れた運営計画の叩き台まではできています。
これも、まだこれから叩いて現実性を加味していく
段階ですので、もう少々お待ちいただければと
存じます。

我々みな、サンフレッチェサポであり、クラブに
負担を強いるような運動ははなから意味がないと
考えていますし、それでも、さらに頭を使い、
アイデアを出しながら、よしこれならAFHに
のれるぞ、というところまでがんばっていきたい
と考えております。

今後もいろいろご意見を賜ることができればと
存じます。

2009/04/04(土) 00:55:00 | URL | スタ熊 #tIzNQ2cE [Edit
すみません。突然割り込んで、お手間取らせまして。
私もAFHさんがご自分たちの考えをもって頑張ってらっしゃることは立派だと思います。
ただ、そのこととサンフレッチェが腹を決めるということは全く別の問題です。
お節介さんが載せてくれた社長のコメント見る限り、専用スタジアムが欲しいのはわかりますが、市民球場跡地を使いたいとはどこにも書いてありません。
いろいろ事情はあるにしても、当事者が声を出さない限り無理だろうなという考えはさらに強まりました。
2009/04/04(土) 08:46:38 | URL | おっさん #- [Edit
すた熊さん、お忙しい中、ご丁寧なお返事ありがとうございました。
私の質問の書き方が曖昧だったので、私の意図することが上手く伝わっていなかったみたいです。
私は、すた熊さんを始め、AFHさんの活動を昨年夏からずっと存じ上げておりますし、微力ではありますが色々な形でお手伝いもさせて頂きました。AFHさんの活動方針に反対なのではなく、皆さんが本当に真摯な思いで取り組んでおられることも少なからず知っておりますし、その思いが何らかの形で身を結ぶことを心から願っています。

また、すた熊さんがここにお書き下さった内容も過去のブログ記事等から私なりに理解していたつもりです。今回の予算案の件についても、すた熊さんご自身が「耐震調査をすべき、そしてそれを公開すべき」とお書きだったように記憶しています。

2月3日にコイケさんと市の担当者の方にお会いしたとき、コイケさんが外部の者を含めて「検討委員会」と設置するべきでは、と提案され、私も「市が何か考えておられても、それは市民に伝わっていない。このままでは話が全く噛み合わず平行線のままで遺恨を残すばかり」とお伝えしました。それをどの程度勘案して頂いたかは分かりませんが、私の目にはあの予算案は「ちょっと、我々の話も聞いて下さい」という市からの意思表示に見えました。みなさんからしたら、「そんなものにだまされるか!」というお気持ちだったのだと思いますが、しかし、一体、他に方法があるのか、というのが私の正直な気持ちです。
 私はあちこちでこの件について「サッカースタジアム推進派のように『どうしてスタジアムにならないのか』といわれても、、、」というような感想を耳にします。私は、サッカーと同様,サッカーファンも大好きです。愛すべき人々だと思っています。その人達がこのような受け止められ方をすることに大変心を痛めております。
皆様が平和の街ヒロシマで平和を願う意思を接ぐものとして、跡地の利用再考を訴えられていらっしゃるなら、皆様の活動の中で散見するご感想、個人批判などは公にされない方が広く賛同を得られるのではないかと思うのですが。

2009/04/07(火) 00:00:01 | URL | obaaba #- [Edit

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